バックグラウンドシステム幼友だち

日記death.それ以上でもそれ以下でもない.

シツモン×ハ×ゴウモン?

終わった人

今日は恐らく人生で最後になるであろう学会発表を無事に終えた.だからといって感慨深いものが有るわけでもない.終わったという安堵感しかない.

今回は本当に平和に終わったなあとおもう.さて,学内の発表も同様であるが,研究発表で最も辛いのは質疑応答である.そして質疑応答の困難さの内容は学内発表と学外発表で大きく異る.どっちが大変とかではなくどっちも大変なのだが,学内発表は研究の意義とか実用性とか.手法が上手くいく理由とか条件とかを聞かれるのに対し,学外発表ではかなり具体的な質問やコメントが来る(~の手法は使わないんですか,とか~のとき結果はどうなりますか,とか).

そして恐ろしいことに発表を聞いているのは,自分と同じ研究分野かつ自分より遥かに頭が良くて経験もあるベテランの教授や研究者ばかりである.

私に聞くな.絶対自分の方が詳しいだろ.自分で調べてくれ.哀れな院生をいじめないでくれ.というのが正直な感想である.

あと,学内発表ではある程度質問に答えられるか,という能力を判定している節が有るので,必ずしもちゃんとした答えを示せなくてもなんとかなる.が,学外発表は違う.基本的にみな自分の知識欲が満たされるまで引き下がらない.そこに悪意はない.ただただ純粋な知識欲のために質問を投げ続ける.故に終らない.発表時間を終えても.場外で院生は質問を投げ続けられる.故に院生は死ぬ.優秀な学者達の純粋な知識欲が怠惰で不純な院生の罪を白日のもとにさらけ出し,衆目のもとで石を投げ続ける.

 

これが学外発表である.しかし,今回はあまり酷な質問はされなかった.皆私の発表に興味がないのかな?それはそれで助かるが.

 

まあ悩みのタネが一つ消えたので今日は泥のように眠ろうと思います.その前に大量の晩御飯と戦います.ペイス.