バックグラウンドシステム幼友だち

日記death.それ以上でもそれ以下でもない.

バクスイ×シテ×シタツヅミ

田舎に泊まろう

アパートを退去し,田舎に帰ってはや二日目.今回に限ったことではないが,私が帰る度に祖父母が豪勢なご飯を用意してくださる.今日も今日とて例にもれず新鮮なお魚をいただきました.本当にありがたいことです.ただ,これも今回に限ったことではないのだが,私の普段の食事量を大幅に超える量の食べ物を次から次へとお出しになるので,後半は結構苦しい.気力で食べているところが多分にある.それでも私が沢山食べていると満足してくださるので,私は自分の限界を超えて戦う.

戦後間もない世代の生まれなので,きっとひもじいことの辛さをよくわかっているのだろうと思う.決して自慢する風ではないが,何でもないことのように昔の辛い経験をさらっと話たりするので,それを聞くと私は本当に恵まれているなあと思う.

ひもじい思いをしたこと自体は(主にサークルや研究関連で)何度かあるが,それも飯を食う暇すら惜しいという若さ故の理由で,金銭的な理由や物理的な理由で食べ物に困ったことはない.中学を卒業してすぐ働いたり家庭を支えたりするどころか,私はこの歳にして院生というモラトリアムを満喫しているのである.

こう考えると私って本当に何なんだろうなあと思う.自分でもどうしようもない人間なのに,恵まれた国の恵まれた時代に恵まれた家庭の元に生まれただけで,毎日ご飯も食べられたし,雨風しのげる近代的なお部屋で生きてこられた.

親の七光りなんて言葉があるが,現代っ子はみんな先人たちの七光りだ.

 

こうして日記を書いたり過去のものを読んだりすると,私はなんだかんだ言って環境に左右されやすい人間だなあと感じた.

引っ越し以前は忙しすぎて淡白な日記ばかりだが,いざこうして余裕ができると途端にポエジーなことを書きなぐっている.25歳なのに.これが中高生なら可愛いものだが,もうヒゲも胸毛も平気で生えるような男がこんなことを書いても気色悪いだけではないのか.誰か私を貰ってくれるとでも言うのか.

 

だめだ,これ以上書いたって恥ずかしい思いをするだけだ.今日の日はさようなら.ペイス.